1.色素標準品 許可色素12種類及び指定外色素33種類を対象とした.表1 に供試色素名,Color Index Number(CINo)等について示 した.今回は,許可着色料のうちR40は和光純薬工業(株) 製,その他は東京化成工業(株)製,指定外着色料のうち1海藻由来色素のtlcおよびhplcによる分離 著者 柴田 潔, 薩摩林 貞美 雑誌名 日本歯科大学紀要 一般教育系合成着色料・人口着色料の種類の一覧 名称 説明 赤色合成着色料 赤色1号 以前は日本でも食品添加物として利用されていましたが、発がん性などの危険から使用禁止となりました。 赤色2号 アマランス (Amaranth)とも呼ばれる食用タール色素の合成着色料
光合成色素の分離18 その2 展開液の割合について Web247
Rf値 一覧表 光合成色素
Rf値 一覧表 光合成色素-光合成色素を用いた藻類の分類 (5) 分離された各色素のRf値を求め,色素の同定を行う。 色素の色やRf値を、図録に記載されている表(参考)と比較すると,それぞれの色素が以下のものであると推察される。抄録 緑黄色野菜類を中心に, 果実, 漬物, 葉緑素製品についてαトコフェロールと光合成色素であるクロロフィル (a, b), βカロチンの含有量ならびにその相互関係を調べた。 1) 葉菜類においてクロロフィルとβカロチンはきわめて高い正の相関を示し
光合成色素の分離 Rf 値 光合成 色素 ¡ ① 黄色 108 098 カロテン ② 黄色 08 キサントフィル ③ 青緑色 51 046 クロロフィルa ④ 緑色 35 03 クロロフィルb ①カロテン(黄色)と②キサントフィル(黄色)の間 に灰色の色素(左図の*)が分離している19光合成色素の分離 目的:緑葉中に含まれる色素を分離しよう。Rf 値から、分離した色素を同定し Rf値= よう。 、乳棒 、はさみ 、試験管 、ゴム栓 、 毛細管(爪楊枝)、ろ紙 方法:① 材料をはさみで細かく刻み、乳鉢に入れる。でなぞり,定規を用いて原点からの色素の中央や溶媒前線までの距離を測るとともに各色素の 色調を表1に記録する(図4)。 5 次の式から,各色素のRf値を計算して表1に記録する。Rf値と色調から表2を用いて色素名 を同定する。
B.2次元展開による測定 ①抽出溶液を濃縮 ② キャピラリーで薄層上にスポット ③ スポットを冷風などで乾かす ④ 展開溶媒の選択 ⑤ 1次元目と2次元目の展開溶媒を決める ⑥1次元目の展開 できるだけ端まで展開 ⑦薄層を冷風などで乾かす27 7 I —4 H, It, UT, (Undaria Pinnatifida) l) (Porphyra sp ) Z, (Sþinacia oleracea), (Ulva Pertusa) & E Is (Monostroma nitidum), 1) (Porþhyra þseudolinearis)Rf Rf 値 光合成 色素 ¡ ① 黄色 108 098 カロテン ② 黄色 08 キサントフィル ③ 青緑色 51 046 クロロフィルa ④ 緑色 35 03 クロロフィルb ①カロテン(黄色)と②キサントフィル(黄色)の間 に灰色の色素(左図の*)が分離しているのを観察 することが
で用いた。また,光合成色素のうち,紅藻類がもつフィコエリトリン(紅色)は水溶性色素 色素の色とRf 値,水抽出液の色からどの試料がどの生物に該当するか考え,系統関係を考 し,Rf 値を求め,表に書き込む。 ・各生物の水抽出液の色を記録する。Rf値を計算し、それぞれの色素を 定する。 考察例 ・ Rf値や色、出現した順番などから、光合成色素を定 する。 ・ なぜ、多くの光合成を行う葉は、緑色をしているのか。光合成色素の光の吸収スペクトルやヒトが色を 認識するしくみ等から考察する。 ①光最も選択された rf値 一覧表 光合成色素 Rf値 一覧表 光合成色素 1 はじめに 光合成とカロテノイド光合成細菌から陸上植物に至るまですべての光合成生物はカロテノイドを合成 することができ,多様なカロテノイドを有している (三室 et al 06)。
;)。 9.その他の結果 (1)赤い葉の場合(今回は赤シソが手に入らなかったので、サザンカ(?)の若い葉を使いました)。 赤い色素は動かず、その他の光合成色素が同様に出てくる。 (2)水性ペン光合成色素 の抽出と Rf値は色素によって異なることが分かっているので、自分の計算した値と照らし合わせて色素を分類する。 Rf値の表色素の色が消えないうちに、鉛筆で色素の色と位置をマークし、原線からの距離を測定する。 Rf値を計算し、色素が何なのか考察する。 ※抽出溶媒、展開溶媒は揮発性が強く有害である。吸引しないようにすること。 結果
展開した光合成色素の色は展開液の乾燥とともに薄くなるので、デジタルカメラ などで撮影して保存しておくとよい。 6 考察 各色素は原点からの移動距離(Rf値)に違いがみられるが、色素のどのような 性質の違いによるものか。表 2 Sample 文献 Rf値(呈色lRf値 色素名 098 I燈色 098 カロチン類 055 I暗緑色lop lフェオフィチン Band 043 040 035 015 緑色 黄緑色 黄色 043 _イクロロフイル 038 Iクロロフイノレb 03お5Iキサントフイル類 025 mwv Sample のRf値と文献のRf値との比較により カロチンそれに、βカロテンも同様にケン化することなく単一の色素スポットとして検出される。 各色素スポットのRf 値はTable 1に示したが、いずれのTLC条件おいてもスポットが重なるものは認められず、一斉に分離同定できることが確認された。
展開溶媒における代表的な光合成色素のRf値は,次のと おりである(℃)。 色素名 Rf値 色 カロテン 09-10 橙黄 フェオフィチン 06-07 黒 クロロフィルa 04-05 青緑 クロロフィルb 03-04 緑 ルテイン 025-035 黄 フコキサンチン 02-03 褐 原点 Rf値= A A BTLCによる色素の分離 色素を展開した様子の例1。上:標準試料。下:ナス。 * Rf 値 (Rate of flow value 海藻の光合成色素を調べる (TLCの図あり)より図を引用質あるいは文献6)による 母 値との比較から,表2の よ 図 2 分別色素の吸収スペクトル曲線 うに,(1)は ホスファチジルイノシトールとされ, (2) 表 1 パセリ生葉の色素の同定ならびに含量 表 2 パセ リ生葉 の脂質 34 ( 430 )
2 >4 æ _ \0Û o b0£#ì>& ì6ë 8>' ì Û*f Æ Û*f q 0Û o b0{!l 0Û o0d = >/ ¿ Ý î ì \ ì Û o  æ1p>*>?>R>N>* ¿ Ý1つの色素しか持っていなければ、その色素が吸収する光しか利用できない。 光合成に使われない場合は、クロロフィルが吸収した赤と青の光は大部分熱になる。 光合成 藻類の光合成 (photosynthesis)も植物と同じく葉緑体(クロロプラスト)内で行われる。原点につけた色素はいくつに分離したか。 色素はなぜ分離したのか,その理由を考えよ。 参考資料をもとに分離した色素名を考え,上表へ記入せよ。 Rf値=原点から各色素の中心点までの距離(図3のb)/原点から展開液の達した線までの距離(図3のa)
#&É>Õ"@>' Û*f æ _ L >/ ¥ ì í d v>( ¥ >( ì6ë% #Õ"@ >0 ¡ Û « >0 Û º>() >(Ô ¡ Û «>' >1 " ¡ æ1p >2 " b% ç ¾ x可能であった.標準溶液のRf値を表1に示した.添加回 収試験では全ての色素を色調やRf 値により同定するこ とができた. No 色素名 Rf値(条件1) Rf値(条件2) 1 Y4 027 094 2 R2 024 0 3 B2 042 091 4 QY 034,045,055 072,079,093 5 BBBN 025 069次の表のとおり5種類のアミノ酸を判定した。 4.未知のアミノ酸の同定 薄層プレートの色素の位置関係から自明であるが,未知のアミノ酸のRf値を求めると 023となり,色素3のRf値の範囲内にある。
分光光度計の表、グラフは上のようになった。 考察・結論 クロロフィル抽出液が赤色に見えるのは、クロロフィルが吸収した光エネルギーをより波長の長い光 (赤)として放出したために生じるものである。 分光光度計で測定した吸光値は波長が 350nmから450nmで大きく、550nm付近で小さく光合成色素(続き) 第5回の講義では、葉の構造が光の吸収に及ぼす影響や水中での光環境の多様性と光合成色素の多様性の関係などについて解説しました。 講義に寄せられたレポートとそれに対するコメントを以下に示します。 Q:植物の葉は柵状組織
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